マイペースのすすめ

楽しみ方は十人十色。出会ったときがタイミング。マイペースに楽しい日々を。

生き抜くってなんやろうね

今回は、完全にネタバレを含みます。

自分の気持ちを整理するために、見た直後の勢いで書いているので、考慮もするつもりがありません。

見た作品は、アニメの「BANANA FISH」です。

ここから先は、自己判断でお願いします。

 

 

 

 

最初に言っておきますが、作品を酷評する気も、非難する気もありません。

どちらかというと、私に色々と考えさせてくれる時間をくれてありがたいと感謝の気持ちでいっぱいです。

作品名は、前から知ってて、アニメも放送当時に録画したものが、ずっと見るタイミングが訪れず、ふと、急に見たくなって一気見を。

私は、本でもアニメでも、見たくないジャンルがあることをここ数年で自覚した。そのうちの一つがバッドエンドもの。

バッドエンドは、耐えられんのよ、頭おかしくなりそうで。

でも、最後知っちゃったら、見たくなくなるんよ、我儘やけど。

そうやってなんとなく予測したり、最後どうなるかわからなんけど大丈夫って作品を見るようにしてるんやけど、今回はダメやった。

途中からわかったけど、止められんかった。

最悪の事態は免れたわけやし、アッシュは満足そうな顔してたけど・・・。

じゃあ、別れなければどうにかなっていたのか、素直に会いに行っていればどうにかなっていたのかと考えても、あーいう環境に居ればいずれは互いのそういう姿を見てしまうと思うし。それでも、それも覚悟のうえで、一緒にいることを選んで欲しかったってのは、私の我儘なんよね。

 

で、ここからは、自分の気持ちを整理するために、情緒を整えるために考える。

私は、なんで涙が止まらないのか。琴線に触れているのは、何か?

 

「自分を犠牲にして、誰かを助ける」

これは、これまで出会った作品で、泣いてしまうときにいつも引っかかるキーワードや。

でも、私には、これに見合う過去を持っていない。誰かにこんな風に泣き崩れてしまうほど、誰かの犠牲のもとに助けてもらった記憶がない。

やけど、ここにいつもひっかかる。しかも、いつも私は助けてもらう側で受けとる。そして、そんなことされるぐらいなら、死んだ方がマシやと思うし、そんなことは承知の上なんやから、やめてくれって思う。なんでこんなに、感情をえぐられるのかがわからんのやけど、辛くて辛くて死んでしまいたくなる。泣き叫びたくなる。

 

「自分の生き様」

私は、過去に戻りたいとか、やり直したいとか、思う事がない。もちろん、失敗だったなとか後悔はあるけど、何度戻っても、今の知識で戻っても同じ事やると思うし、その時にちゃんと考えて答えを出してきたから。

やけど、自分が望む人生がわからない。何がしたいのか、どうありたいのか、何も思い浮かばない。ただ、死ぬときに妹に迷惑はかけたくない。

私は独り身で、親戚も付き合いがないし、親友も居ない。

泣いてくれる知り合いはいるかもしれないけど、私が助けてと言える人はいない。周りの人が悪いとかではなく、これはそういう付き合いをしてこなかった、私のせいだ。私が、寄りかかれなかっただけだ。

夢も、やりたいこともなく、ただただ毎日を過ごすのであれば、終わらせてしまえばいいと思うけど、妹と甥っ子の為に、今は生きている。

妹には家族ができたし、子供も居るし、心の支えはあるけど、姉が自殺をしたなんて辛さは背負わせたくないし、笑っててほしい。

何も見出せないここ数年は、そのためだけで生きている。

でも、本当は、やりたいこと、私が生まれてきた意味が欲しい。。。執着するものがないのは、寂しいね。。。

 

「強い想い合いへの憧れ」

さっきも書いたけど、私は強く執着するものがない。アイドルやゲームやアニメにはまったこともあるけど、そのために何か体を張ったことがない。

自分が見たいからライブに行くし、自分がやりたいゲームだけをして、負け続ければやめるし、アニメも本も最初に言ったように、自分が嫌だと思うジャンルは見ない。

慕ってくれる後輩が居ても、気の合いそうな仕事仲間が居ても、学生時代からの友人が居ても、家族ぐるみの幼馴染が居ても、私から連絡することはほとんどないし、ここ数年は、面倒になって連絡にも誘いにも乗らずに、自分から距離をとって離れていくように誘導していることさえある。

別に、信用できないとかまで深刻ではないけど、自分に何かあった時、相手の状況とか考えず、助けてと言える人は現時点では一人も居ない。

やから、誰かとそこまで信頼関係を結べて居ることに憧れがあるし、そういう人と出会えたのなら、死んでも本望だとさえ思える。

自分を犠牲にして助けられることは嫌やけど、自分に犠牲があるだけで強く想う人を助けられたという人生ならば本望だ。

 

つまり、私は、羨ましいのかもしれない。アッシュと英二が。

私は平々凡々と過ごしてきたから、おこがましいかもしれんが、すごく大切だと思える人に出会えて、その人を守れて、その人からの愛情を知れて、死んでいけるのならば、今の、何もない私よりはいい終わりだなと。

そして、そんな羨ましい終わりは自分にはないとわかっているから、悲しくて切なくて泣いてしまうのかもしれない。

 

やっと落ち着いてきたら、泣きつかれて眠くなってきた。

起きたら、もっとちゃんと考えれるようになってるかな。。。